中央公論新社 (2006/01)
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この著書(ルーマニア・マンホール生活者たちの記録)で、ルーマニアで現地取材した経験があると言う、変り種。それに興味を持って、先の書籍を読む前に、今、少し話題のこちらから呼んだ。日本人に対する他の国の人が持つイメージの個所で、所々、ルーマニア人の話が出てくる。ある意味、私も、何がそうしたのか?自分でもあの時期のことは定かではないが。(ある意味、9・11の事件以来、世界はどんなもんなんだろうと、何所でも良いから行きたかったかもしれない)そして、ルーマニアに数週間滞在した。ブカレストからオンボロ列車で、数時間行った場所で、見知らぬ白人、イギリス人(頼りない30歳後半の電気技師らしい、リバプール出身、スティーブ、如何にも英国人ぼい、50歳前半の厳格なバツ2、ジョン)スウェーデン人(二人とも、アイリーンと言う、20歳前半の若いヒッピー系ベジタリアン女性)と生活を共にしていた。本当に名もないちっぽけな場所での共同生活。観光も何もしない、海外旅行。ある意味、良い経験だった。
著書に出てくる、ジャポネーゼのルーマニアでのイメージは、やはり、ハイテク、お金持ち、忙しい。忙しいは、通勤ラッシュの話が出て、駅員に電車の中にところてんのように押し込まれる状況をしきりに、感慨深げに僕に喋って来た。ストリートチルドレンの高齢化は、その当時の問題だったし、駅にたむろする、暗い影は、観光客に少し恐怖心を植え付ける存在で、共産時代の負けの遺産を醸し出していた。今のルーマニアはどないなんやろう?EUに参加することで、急速に近代化に乗り出し、付いてこれない人々も多いと聞く。イラクの多国籍軍への参加を真っ先に表明した、ある意味、他の東欧各国のアメリカ寄りの姿勢に追随する。
皆、あの革命が良かった、ありがとう資本主義なんて思ってない。現在でもその政治姿勢は怪しい、きな臭い物だし。唯一、良かったのは?世界的に(日本人的に)ルーマニアと聞いて、浮かぶイメージに、血生臭い革命が浮かぶことで、コマネチや、ドラキュラよりも、少し現実的な印象に貢献したことぐらいか?(笑)
しかし、何故?ルーマニアが日本の世界的イメージの例として、語られるのか?少し、違和感はあるが、ある意味、面白い。結局、アメリカ人よりは、適切な世界感を少しは持ち合わせているに違いないからだ。(皮肉)
こんな本に金を払うことは、ナイスミドルを目指す、私としては、少しチャリティーな感じなのだが。5分程で読める、時間のロスの少ない本。(笑)こたつと、ミカン(今年は、高いらしいが)のお供にどうぞ?いらない?
彼の死は偶然なのか?必然なのか?この手の考え方は、行き詰まりを見せてる昨今ですが。何かと、効率、利益を追求する時代は終焉を向かえ、環境問題との絡みで、無駄なことをしないといけない時代の到来なので、基本的には、大きな政府的な強大な力が必要かなと思う昨今だが。戦争とか言う究極な無駄なことは良いので、意味のある無駄なことは、(なかなか、意味が深そうな言葉だが(笑))大いに、やってほしい。素人眼から見ても、流れは確実に変わっている(そう信じたい)。
暇があるので、ドイツ旅行で撮った、ビデオ編集三昧な日々を過ごしている。(笑)行く前に、このメカを購入して(新製品が出る、前だったので、在庫調整なのか?定価の半額程度で買えた。しかし、今、CMで流れている、この機種の最新版DVDと、HDDの一体型って便利なのか?いまいちに、個人的にはどうでも良い)、旅行中撮影三昧。ま~、こんな機材持って旅行すること自体、若くね~なっと、老いを感じるのだが。中々、面白かったりもする訳で。(笑)WindowsXPのオマケ的ソフト、Windowsムービーメーカーは、MPEG-2対応でないので、使い難いので、この機材に入っていた、これで編集しているが、ま~、こんな単純な編集ソフトでも、直ぐに、フリーズする僕のパソコン。画像編集は、やっぱり自作パソコンにするべきなのか?ま~、気長に、圧縮の力を借りて、頑張って編集したいと思う。
セプテンバーイレブン、あの事件が起こるまで、なの意味も持たない、平凡な、秋に移り変わる、通過点のような、日でしかなかった筈だが。あの時、嫁さんは、オーロラ見物に、アラスカまで旅行中だったと言う。アラスカ航空の手配の間違いで、シアトルで足止めを喰らって、ホテルで朝食を食べてる時に、TVのブラウン管から、あのド派手な映像が飛び込んで来たと、回想していた。あれから、五年。私の周辺も変化に富む周期だったが、米国は、まだあの大統領が居座っている。一体全体、何人犠牲になれば、意味のない、戦争だってわかるのであろうか?しかし、テロはフランチャイズのケンタッキーフライドチキンのような物だと、形容するのは、的を得ているように思える。カーネルサンダースが、ビンラディンなら、幾らでも、テナントを貸し出しして、全国展開できる、簡単な外食産業なような、お気楽な性質を帯びて来ている。そんな簡単な、テナントで、仕事しようとするのは、誰でも出来る。そう、テロの撲滅なんて、一生できっこないって、気付かないのか?見ない振りをしているのか?個人的には、後者のような気がしてならない。